・・・いざという時、あなたは行動できますか?

もし、目の前に人が倒れていたら、あなたはどうしますか?

「119番通報で救急車を呼ぶ!」

では、救急車が到着する間、何が出来ますか?

その人を放っておけば、助かるものも助かりません。

命を救うために私たちにも出来ることが、心肺蘇生法、AEDの使用です。

昨日は、スポーツだよりで募集していた「一般救急講習会」がありました。

19時~20時30分、伊予三島運動公園体育館大会議室にて、四国中央市消防本部職員の皆様を講師としてお招きして行われました。

参加者は職員含む22名で、日ごろスポーツを行っている方、指導者の方、そして将来看護師を目指している高校生も参加していました。

 

講習は主に実技で、倒れている人を発見したときまず何からしたらよいかから、胸骨圧迫や人工呼吸の正しい実施方法まで、とても詳しく教えていただきました。

詳しく・・・といっても、私たちがその通り正しい方法で行うことが出来なければ、無意味な救助になってしまうそうです。

胸骨圧迫は手首を90度に真上から、肘を曲げずに手の力ではなく体重をかけるようにして実施します。押す場所、力加減もしっかりと決まっていて、押す速さは1分間に100回のスピードです。

 

1分間に100回・・・どんなスピード?って思いますよね。

そんなときは、頭の中で「アンパンマンのマーチ」を歌ってみてください。それがちょうど同じスピードだそうです。

「あ、あ、アンパンマーンやーさしい君は~♪」の歌です。

 

そんな場合じゃないよ!と思うかもしれないですが、消防職員さんのお話では、焦って速く押してしまうと心臓の収縮拡張がしっかりできず効果が無いので、これくらい落ち着いていないとダメだとのことです。

人工呼吸は、気道確保(頭部後屈あご先挙上)をしてから鼻をつまみ口を覆って息を吹き込みます。

胸が少し膨らむくらいだそうです。

空気が入っても入らなくても2回まで。それより大切なのが胸骨圧迫だそうです。

もし口に血がついていたりして人工呼吸ができない場合は、胸骨圧迫を絶え間なく行います。

胸骨圧迫することで胸が引っ込んで膨らんでを繰り返し、多少の換気が行われています。それに胸骨圧迫をしていない間、心臓が止まった状態であるため、絶え間なく行うことが大切だそうです。

最後はAEDの使用方法。最近は色々な施設に設置されていますが、見たことありますか?

AEDは心停止で倒れている人の心臓に電気ショックを与え、元の心臓の動きを取り戻し命を救うことが出来る医療機器です。

AEDは音声案内があるため誰でも使用できます。しかし、こういった講習を受けておくと自信を持って使用できると思います。

今後、ぜひ講習を受けたいという方がいらっしゃいましたら、直接消防本部に問い合わせて教えてもらうことも可能だそうです。

 

また、体育協会でも、多くの方に講習を受けていただける場を提供できたらと思います!!

                                                             担当:篠原

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